大切な家族であるペットとのお別れは、言葉にできないほどつらい時間です。
そんな中で、当日になってから、あれを持ってくればよかった、こうしておけばよかった、と後悔がでてしまうこともあります。

こちらでは、ペット火葬の際に用意しておくと安心な持ち物や、必須のものをご紹介させて頂きます。

必須の持ち物と、あると安心なものの違い

ペット火葬の持ち物には、火葬を進めるうえで欠かせないものと、お別れの時間を穏やかに過ごすためにあると助かるものがあります。

必須の持ち物

必須の持ち物は、火葬を円滑に進めるために必要なものです。
プランによっては葬儀社側で用意するものもあります。

  • 火葬申込書・同意書類・身分証明書:必要書類は業者によって異なります。
  • 骨壷・骨袋(カバー):プランに含まれている場合も多いですが、希望のサイズやデザインがございましたら事前にご相談ください。

あると安心な持ち物

必須ではありませんが、ペットへの感謝を伝えたり、ご家族が気持ちを整えるために役立つものです。無理のない範囲で、気持ちに寄り添うものを選びましょう。

  • お花:生花は火葬前のお別れの場をやさしく彩ってくれます。
    色の濃いお花は遺骨に影響が出ることもあるため、淡い色を選ぶことをおすすめします。
  • 写真・お手紙:感謝の気持ちや思い出を形にできます。
    入れられるかどうかは火葬の条件によるため、事前に確認しておくと安心です。
  • 好きだったおやつ・フード:少量であれば、お供えとして添えられる場合があります。
    個包装は袋から出して、紙皿などに移すと安心です。
  • 持ち帰り用の袋:火葬できないものや、手元に残したい品をまとめるのに便利です。
  • ハンカチ・ティッシュ:涙を拭いたり、手元を整えたりするときに役立ちます。

火葬できないもの(棺に入れないほうがよいもの)

安全面や火葬炉への負担、ご遺骨への影響を避けるため、次のものは棺に入れないようにしましょう。

  • 金属製品:首輪の金具、迷子札、金属のおもちゃ、アクセサリーなど
  • プラスチック・ゴム製品:おもちゃ、食器、首輪のバックル、装飾品など
  • ガラス・陶器類:写真立て、湯のみ、置物など
  • 電池・電子機器:音が鳴るおもちゃ、LED用品など
  • 多量の布や衣類:厚手の毛布、たくさんのタオル、服など
  • 大量の食べ物:油分が多いものは不完全燃焼の原因になることがあります

迷うものがある場合は、事前にご相談いただければと思います。

訪問火葬と霊園火葬で違ってくるポイント

ペット火葬は大きく分けて訪問火葬と霊園火葬があり、準備の考え方も少し変わります。

当社つむぎ舎のような訪問火葬は、火葬車がご自宅や指定の場所に伺い、その場でお見送りができる方法です。
住み慣れた場所で、落ち着いた時間を過ごしたい方に選ばれています。

霊園火葬は、施設にお連れして火葬やお別れの儀式を行う方法です。
セレモニーホールがある霊園では、落ち着いた空間で手厚いお見送りができるのも特徴です。

項目訪問火葬のポイント霊園火葬のポイント
火葬場所自宅敷地内や近隣の指定場所霊園内の火葬炉、セレモニーホール
お別れの形式ご自宅で静かに、家族だけで過ごしやすい施設内で落ち着いたセレモニーができる
移動の負担ご家族の移動負担が少ない施設まで移動が必要(送迎がある場合も)
近隣への配慮駐車・近隣への気遣いが必要な場合がある施設内のため基本的に不要
服装平服で問題ないことが多い落ち着いた服装が安心
付帯サービス火葬中心(業者により簡単なセレモニーも)納骨堂、供養塔、法要など選択肢が多い

持ち物を増やしすぎない方が良い理由

たくさんの思い出の品を持たせてあげたいお気持ちは、とても自然なものです。
けれど、持ち物が多すぎると、火葬の仕上がりや安全面に影響が出ることがあります。

  • 火葬の品質とご遺骨への影響:燃え残りがご遺骨に付着したり、ご遺骨が崩れやすくなることがあります。
  • 火葬炉への負担:プラスチックやゴムなどは火葬炉を傷める原因になることがあります。
  • 進行が慌ただしくなる:確認作業が増え、お別れの時間が短く感じてしまうこともあります。
  • ご家族の負担が増える:悲しみの中で持ち物を管理すること自体が大きな負担になることがあります。

後悔のないお別れのためにも、ペットに持たせたい気持ちを大切にしながら、入れるものは少しだけ厳選してみましょう。

共通して用意しておきたい基本の持ち物

火葬の種類に関わらず、多くのご家族が用意される基本の持ち物をご紹介します。
ここから先は、必要に応じてチェックする感覚で読んでいただければ幸いです。

タオル・毛布・敷布など体を包むもの

ご遺体をやさしく包むタオルや毛布は、お見送りの準備の中でも最初に必要になることが多い品です。生前お気に入りだった毛布や、肌触りのよいタオルで包んであげることで、ご家族の気持ちも少し落ち着くことがあります。

火葬の際に一緒に納める場合は、燃えやすい素材かどうかも確認しましょう。
厚すぎるものや金属部品が付いたものは避けた方が安心です。

持ち物の種類選ぶ際のポイント注意点
タオル清潔で柔らかいもの、体に合ったサイズ化学繊維が多いものは燃え残りの原因になることがあります
毛布愛用していたもの、肌触りのよいもの厚すぎるもの、部品付きは避けましょう
敷布吸水性があるもの防水シートは火葬には向きません

写真・お手紙・生花などお別れのための品

感謝の気持ちや思い出を形にして添える品は、お別れの時間をやさしくしてくれます。
写真やお手紙、生花などは多くのご家族が選ばれるものです。

ただし、入れられるものは火葬条件によって異なります。

お別れのための品詳細とポイント火葬の可否
写真数枚程度に留めると安心です可(少量であれば)
お手紙感謝の気持ちを短く綴るだけでも十分です可(紙製)
生花淡い色を少量、ラッピングは外します
おやつ・フード袋から出して少量を添えます可(少量)
愛用のおもちゃ木・紙・布など燃えやすい素材要確認
首輪・リード金属部品が多いことが多いです要確認(基本は不可)

保冷剤・ドライアイスなど安置のためのもの

火葬までの間、ご遺体をきれいな状態で保つために、保冷剤やドライアイスはとても大切です。
特に夏場や、数時間以上あく場合は必ず用意しましょう。

お腹のあたりを中心に、タオルで包んだ保冷剤を当てて、涼しい場所で安置します。
ドライアイスを使用する場合も、直接当てずにタオルで包んでください。
安置の方法が分からないときは、ご遠慮なくご相談ください。

訪問ペット火葬のときにあると安心な持ち物

当社つむぎ舎のようなご自宅でお見送りができる訪問火葬は、落ち着いた環境で最後の時間を過ごしたい方に選ばれています。
自宅だからこそ、事前に用意しておくと安心なものもあります。

駐車スペースのメモ・近隣への一言挨拶の準備

火葬車を停める場所については、事前にお伝え頂くと安心です。
また、近隣への配慮が必要な環境の場合は、一言ご挨拶をしておくと安心です。
煙や匂いはほとんど出ないことが多いですが、周囲に気を配っておくことで、ご家族が落ち着いてお別れに集中しやすくなります。

屋外での待ち時間に備えた椅子・上着・飲み物など

火葬中は屋外で待つ時間が生じることがあります。
季節によっては体に負担がかかるため、無理のないよう準備しましょう。

カテゴリ具体的な持ち物準備のポイント
座るもの折りたたみ椅子、レジャーシート立ちっぱなしを避けられます
体温調節上着、ブランケット、ひざ掛け、カイロ(冬)、うちわ(夏)屋外は想像以上に冷えたり暑くなったりします
水分補給水、お茶、スポーツドリンク夏場は特にこまめに補給しましょう
その他ティッシュ、ウェットティッシュ涙や手元のケアに役立ちます

お子さま・高齢のご家族向けの防寒・熱中症対策

小さなお子さまやご高齢の方は、屋外の影響を受けやすいです。
冬は重ね着やひざ掛け、夏は帽子や冷却グッズ、水分補給の準備を意識しましょう。

セレモニーホール・霊園での葬儀のときにあると安心な持ち物

施設でのお見送りは、待合室の利用や移動が発生することもあるため、快適に過ごせる持ち物があると安心です。

室内用のスリッパや靴下・着替え

靴を脱ぐ施設の場合や、足元が冷えやすい季節には、スリッパや替えの靴下があると安心です。
小さなお子さまがいる場合は、着替えを少し多めに持っておくと落ち着いて対応できます。

長時間滞在になる場合のお茶や軽食

火葬の待ち時間が長くなることもあります。
飲み物はフタ付きのもの、軽食は匂いが少ない個包装のものが安心です。

遠方から来る親族向けのアクセスメモや連絡先

遠方から来てくださる方がいる場合は、住所・駐車場・最寄り駅・当日の流れなどを簡単にまとめたメモがあると、集合がスムーズになります。

さいたま市のお客様の実例から見る、持ってきて良かったもの

さいたま市でお見送りをされたご家族からは、これがあって良かった、準備しておいて助かったというお声をいただくことがあります。
ここでは、現場で多かった例をお伝えさせて頂きます。

実際に喜ばれた持ち物(写真アルバム・おやつなど)

  • 少量のおやつやフード:最後の贈り物として、気持ちの区切りになったという声があります。
  • 淡い色の生花:場がやさしい雰囲気になり、落ち着いてお別れできたという方が多いです。
  • 手書きのお手紙:短い言葉でも、書く時間が心の整理につながります。
  • 写真:お別れの前に一緒に眺めることで、感謝の気持ちを伝えやすくなります。
  • 包むためのタオルや毛布:いつもの匂いがするものを選ばれるご家族もいらっしゃいます。

逆に、後からあれば良かったと感じやすいもの

  • 骨壷のサイズ確認:当日になって迷ってしまったという声があります。事前確認がおすすめです。
  • 副葬品の可否の確認:入れたいものが当日入れられず、気持ちが揺れてしまったケースがあります。
  • 保冷剤やドライアイス:急なことで準備が間に合わず、後悔につながりやすいポイントです。
  • お子さま・高齢の方への待機対策:飲み物や上着など、体調面の準備があると安心です。
  • 手元供養品の事前検討:落ち着いて選びたかったという声もあります。

つむぎ舎から事前案内するときにお伝えしていること

つむぎ舎では、ご家族が安心してお見送りできるよう、事前のご案内で次の点をお伝えさせてしております。

項目ご案内内容補足事項
副葬品について少量のご飯、おやつ、生花、手紙、写真などは可能な場合があります。プラスチック、金属、化学繊維、ゴム、厚手の布製品はお控えいただくことが多いです。
ご遺体の安置方法保冷剤やドライアイスで涼しい場所に安置してください。夏場は特に注意が必要です。分からない場合はお電話でご案内します。
骨壷・骨袋についてプランに含まれる場合と、別途の場合があります。ご希望がある場合は事前にご相談ください。
火葬プランと流れ個別・合同・立ち会いなど、ご希望に合わせてご案内します。個別立ち会いでは、ご家族でお骨上げが可能です。
メモリアルグッズ手元供養をご希望の方へ、選択肢をご案内します。落ち着いて選べるよう、事前の検討もおすすめします。
訪問火葬時の注意点駐車スペースや近隣への配慮についてお伝えします。環境に合わせて、必要な範囲での心遣いをおすすめします。

つむぎ舎では、ご家族のお気持ちを何より大切にしながら、お見送りの時間が慌ただしくならないよう丁寧にお伝えしていきます。
ご不安なことがありましたら、どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。