ペット火葬車について
概要
つむぎ舎の使用する火葬車は、ブロア(送風機)と二次バーナー(ガスや有害物質などを二次室で焼却)を装備した、ダイオキシン等有害物質を極力発生させない構造の火葬炉を積む、バンタイプの車両です。
軽自動車が入れるスペースがあれば、大体どの場所でもお伺いできます。
- 煙や炎、有害ガスなどは発生しません。
- 発電機を使用する場合は若干の音が発生します。電源をお借りできる場合はほぼ音は発生しません。
- 灯油のにおいがわずかに発生することがあります。
火葬車の点検項目
つむぎ舎では安全を確保するため、下記の点検・清掃・補修を定期的に行っています。
- 各種ボルトナットの緩み
- 火葬炉扉パッキンの劣化
- バーナーの点火、火力
- 燃料ホースの劣化
- バーナーノズルの汚れやつまり
- 送風機の吸込み口の汚れやほこり
- バーナーや送風機の異音の有無
- 炉内キャスタブルの欠損
- 消火器の使用期限
- 温度計の動作確認
火葬について
煙や炎は出しません
つむぎ舎では煙や炎を出すことの無いように、適正体重を守ります(黒煙や火柱は炉の性能を超えた大きな身体を火葬することによって発生しやすくなります)。
燃焼室は火葬する一次室と、ガスなどを燃やす二次室を備えています。
適正温度(800℃程度)が維持されている間は炉内で完全燃焼し、基本的には有害ガスなどは発生しないとされています。
低温時や万が一過剰な燃焼が起こってしまう場合には二次バーナーを使用して、煙やガスの発生を予防します。
煙や炎を出すことは、一業者だけの問題でなく、業界全体の信頼を失うことに繋がる重大な問題だと考えています。
火葬場所について
基本的にはご自宅敷地内での火葬がメインとなります。屋根の無い車1台分駐車できるスペースがあれば問題ありません(カーポートや低い電線等のある場所では不可)。また、電源をお借り出来れば音も気になることはありません。
電源でモーターを動かし、バーナーに燃料(灯油)を送って火が出る仕組みです。
集合住宅にお住いの場合や、戸建てでも駐車スペースの無い場合、近隣であれば弊社敷地内で火葬いたします。
遠方の場合は
(1)道路交通法に違反しないこと
(2)河川敷や公園敷地内など公の所有地ではないこと
を厳守して、火葬場所を選定します。
環境への配慮を 【副葬品について】
ペットのご遺体を火葬する際にはダイオキシンは発生しません。しかし、おもちゃや化繊のお洋服、クッション等の副葬品を火葬する際にダイオキシンが発生してしまいます。
このことを予防するために、副葬品については下記のものに限らせていただいています。
- お花
- 専用の棺(柳のバスケット)
- ごはんやおやつ
- 自然素材(綿やウール、麻など)が原料のタオルや衣料品
- プラスチックや金属の含まれないおもちゃ
趣旨をご理解いただき、ご協力の程よろしくお願いいたします。
条例への対応
各自治体で定められるペット霊園に関する条例において、移動火葬車での火葬についても規定を定めた自治体が複数あります。
弊社では、該当する自治体においては火葬自体が行えません。
該当自治体にお住まいの場合はご自宅にスペースがあっても火葬場所を市外に移動する必要があります。ご不便をおかけいたしますが何卒ご理解いただきますようお願いいたします。