Every.branch.life.glow
ふれあいマルシェVOL.2
2019.10.26 泉バプテスト教会
先日開催された、Every.branch.life.glow主催(つむぎ舎の上田と吉野は運営メンバーとして参与しています)、第二回ふれあいマルシェ。
たくさんの方にご来場いただきました。
通りがかりの方、近隣の方、会場の幼稚園の関係者の方、以前からチェックしてくださっていた方、前回から引き続き参加くださった方。
意思を持って何かを始めると、主催側の予想をはるかに超えて、こんなにも色んな化学変化が起こるものなのだと、当日のみなさんの笑顔や新しい繋がりを見ながら感じさせていただきました。
まずはとにかく、保護犬たちとふれあっていただきたい
ということが、まずこのイベントの大きな目的です。
保護犬って怖い、野蛮そう、そんなイメージがもしかしたらあるかもしれません。
でも、直接触れ合うとイメージはガラッと変わります。
ふれあいマルシェと名付けた意味がそこにあります。
今回参加した保護犬の中には、野犬出身でまだ人に対してナーバスさを持った犬がいました。
確かに保護犬の中にはそんな犬もいるのが現実です。
でも、それはどうしてなのか。
野犬って一言で言うけど、野犬になった経緯はなんなのか。
どうして人が怖いのか。
実際に会って観察してみると、いろんな疑問がわいてきます。
その疑問に応え得る1つのきっかけとして
ふれあいマルシェでは、いろんな角度から経験や知識を会場の皆さんにシェアするトークコーナーを設けています。
今回は会場であるキリスト教会牧師であり、教会付属の幼稚園園長でもある、城倉啓さんからお話を聞きました。
城倉さんは、10年以上前に保護犬リックを家族に迎え入れた里親さんでもあります。
身体に毛の生える生き物が大嫌いだったという城倉さん。笑
リックと出会って人生が変わったということを、話してくれました。
今ではリックは幼稚園副園長として毎日出勤しているのだとか。
会場には去年つむぎ舎からの初譲渡となった
クレアファミリーと、
Every.branch.life.glow を立ち上げて初の譲渡が完了したばかりの
テラファミリーも足を運んでくださいました。
里親になるということは、
ある時は孤独で、
ある時は不安で、
そして日々の色んな葛藤や迷いがあります。
この記事を書いている私、吉野自身もまた、長年犬との暮らしに不安や葛藤を覚えてきた者の一人でもあります。
私たちスタッフの経験や
たくさんの里親さん、ボランティアさんとの繋がりの中で、
孤立することなく安心してどうぶつとの暮らしを楽しんでいただきたい
そんな願いがマルシェには込められています。
カフェや、ワークショップ、写真撮影会など、保護活動とは一見関係のなさそうなことをやっている理由もそこにあります。
活動運営にかかるお金を確保するという意味合いはもちろんありますが、
和やかで、楽しくて、色んな活動をしている人と出会えて、話を深められる空間。
そんな人と人が繋がる場は、やがてボランティアや里親になろうと思った時に安心材料の1つになるのではないか。
そうなりたいな、と思っています。
ちいさな時からいのちの事柄にふれてもらえたら、と、絵本のじかんも持ちました。
今回はちいさな女の子のものがたり。
大きな白い犬の隣で安心を得た女の子から生み出される素敵なストーリー。
絵本は子どもだけではなくて、おとなこそが読むべきものですね。
ご来場のみなさん、心に留めてくださったみなさん、会場提供してくれた泉教会のみなさん、本当にありがとうございました。
おかげさまで今回フォスターさんたちへ交通費の一部ではありますが
お渡しすることができました。
一時預かりという大切で重要な役割を担ってくださっているフォスターさんたちには
今後も心からの感謝と敬意を持ちつつ、できる限りのバックアップをしていきたいと思います。
次回は11/23(土)川口市のペットエンジェルゲイト埼玉川口にて!
ますます素敵な繋がりが広がりますように。