火葬から数か月、あるいは数年。骨壺を置いたまま、どうしたものかと考えていらっしゃる方は少なくありません。
「いつまでも置いておくのはよくないのだろうか」「そろそろ納骨しないといけないのではないか」。
そう思いながら、手放す踏ん切りもつかない。
先に結論をお伝えしますと、期限はありません。
法律上、納骨の義務も期限もありません
人のご遺骨には、墓地埋葬法という法律があります。
埋葬や納骨の場所が定められており、自宅の庭に埋めることはできません。
ペットのご遺骨は、この法律の対象外です。
納骨しなければならないという義務も、いつまでにという期限も、法律上は存在しません。
ご自宅に置いておくことも、10年後に納骨することも、まったく問題ありません。手元に置き続けることは、決して「いけないこと」ではありません。
四十九日や一周忌に納骨しなくてよいのか
人のご葬儀では、四十九日を目安に納骨することが多くあります。そのため「ペットも同じようにすべきでは」と考えられる方がいらっしゃいます。
ペットのご供養には、宗教的な決まりごとがありません。
四十九日にしてもよいし、しなくてもよい。一周忌も同じです。
つむぎ舎では、火葬の日にご納骨まで済まされる方も、何年も手元に置いていらっしゃる方も、どちらも拝見しています。どちらが正しいということはありません。
手元に置く場合の保管について
置いておくこと自体に問題はありませんが、保管の場所には少し気をつけていただきたい点があります。
骨壺の中は、外気との温度差で結露が起きることがあります。湿気がこもると、お骨にカビが生じる原因になります。
- 直射日光の当たる場所を避ける
- 水回りや加湿器のそばなど、湿気の多い場所を避ける
- 急激な温度変化のある場所(窓際、暖房の吹き出し口の近く)を避ける
風通しのよい室内の棚や、仏壇のそばなどが向いています。
心配な場合は、骨壺の中に乾燥剤を入れておく方法もあります。すでにカビが気になる状態でしたら、ご相談ください。
納骨を考えるきっかけになりやすいとき
いつ決めても構わないのですが、次のような場面で考え始める方が多くいらっしゃいます。
- 引っ越しをするとき(賃貸の場合、次の住まいへ持っていくかどうか)
- ご自身が高齢になったとき(自分のあとに誰が世話をするのか)
- ほかの仔を見送ったとき(まとめて考えることになる)
- 気持ちの整理がついたと感じたとき
とくに多いのが、ご自身の年齢を意識されたときです。
「自分がいなくなったあと、この仔の骨壺はどうなるのだろう」と考えて、ご相談にいらっしゃいます。
これは決して後ろ向きな話ではありません。行き先を決めておくことで、安心して手元に置き続けられるようになります。
納骨する場合の選択肢
ペット霊園に納める
つむぎ舎がセレモニーホールでのご葬儀を行っている、川口市のペット専用霊園「川口ペットの郷」には、個別外苑墓地、個別納骨室、メモリアルプランター、合同供養墓があります。
個別に納めるか、合同供養墓に納めるかを選べます。
会いに行きたいときにお参りできる場所があることを、心の支えにされる方もいらっしゃいます。
善光寺での合同供養に納める
つむぎ舎が加盟しているペット火葬協会では、長野の善光寺本坊大勧進での動物供養納骨プランを2022年から実施しています。
年に一度、僧侶による供養法要のうえで納骨されます。
ご質問やご依頼は、つむぎ舎で承っています。
ご自宅の敷地に埋める
ご自身の所有する土地であれば、埋葬することができます。
ただし、公園や河川敷、他人の土地には埋められません。
賃貸住宅の場合や、将来的に土地を手放す可能性がある場合は、慎重にお考えください。
一度埋めると、取り出すのは容易ではありません。
全部を手放さなくてもいい方法があります
納骨を考えたときに「すべてお別れするのはまだつらい」と感じられるようでしたら、分骨という方法があります。
一部を小さなカプセルやペンダントに納めて手元に残し、残りを納骨する。そうすれば、お参りできる場所を持ちながら、いつもそばにいてもらうこともできます。
つむぎ舎の標準プランと安心プランには、分骨カプセルが1つ含まれています。ご火葬のときに分骨をされていない場合でも、あとから分けることは可能です。
急いで決める必要はありません
繰り返しになりますが、期限はありません。
置いたままにしている自分を、責めていただく必要もありません。どうするか決まらないのは、それだけその仔が大切だったということだと思います。
納骨についてお考えになったときは、いつでもご相談ください。ご火葬をつむぎ舎でお引き受けしていない場合でも、ご相談は承っています。
ご相談・お問い合わせ
フリーコール 0800-080-3750(通話料無料) 電話受付 6:00〜24:00
