お骨を家に迎えたあと、その前に何を置けばいいのか。人のお仏壇のようにすべきなのか、そもそも決まりがあるのか。
ペットのお供えに、決まりはありません。
宗派によるきまりごともなければ、「これを供えなければならない」というものもありません。
ご家族が供えたいと思ったものが、そのままお供えになります。
そのうえで、実際によく供えられているものと、少し注意が必要なものをご紹介します。
よく供えられているもの
生前に食べていたごはんやおやつ
いちばん多いのがこれです。
毎日食べていたフード、特別な日にあげていたおやつ、大好きだったちゅ〜る。
量は少しで構いません。小皿に一口分、というご家庭が多いようです。
お水
毎朝取り替える方が多くいらっしゃいます。
特別なものである必要はなく、いつも飲んでいたお水で十分です。
お花
季節の花や、その仔のイメージに合う色の花を飾る方がいらっしゃいます。トゲのある花や香りの強い花を避けるという考え方もありますが、ペットの場合は厳密に考える必要はありません。
生花の管理が難しい場合は、造花やプリザーブドフラワーでも構いません。
写真
いちばん元気だった頃の一枚を置く方が多いです。
何枚あっても構いません。
おもちゃ、首輪、タオル
その仔が使っていたもの。お供えというより、そばに置いておくという感覚に近いかもしれません。
少し気をつけたいもの
お線香
ペットにお線香を供えても問題はありません。
ただし、香りの強いものは避けたほうがよいと考えられます。
犬や猫は人よりも嗅覚が鋭く、生前から強い香りを苦手とする仔が多いためです。煙の少ないタイプや、香りの控えめなものが向いています。
ほかに動物がいるご家庭では、煙そのものに配慮が必要です。無理に焚く必要はありません。
食べ物を置きっぱなしにすること
お供えしたごはんやおやつは、その日のうちに下げてください。
放置するとカビや虫が発生し、ほかの動物が口にしてしまう恐れもあります。下げたものはご家族が召し上がっても、処分されても構いません。
骨壺のそばに水気のあるものを置くこと
骨壺の中は結露が起きやすく、湿気はお骨にカビが生じる原因になります。
お水やお花を供える場合は、骨壺に直接触れない位置に置いてください。 花瓶の水がこぼれる可能性も考えて配置を決めると安心です。
お供えの場所について
お仏壇を用意する必要はありません。
棚の一角、テーブルの上、その仔がいつも寝ていた場所。ご家族が「ここがいい」と思われた場所で構いません。
置き場所を決めるときは、次の点だけご確認ください。
- 直射日光が当たらないか
- 水回りや加湿器のそばなど、湿気が多くないか
- ほかの動物が届いてしまわないか
お骨を長く手元に置く場合は、この3点が保管の面でも重要になります。
いつまで続ければいいのか
これも決まりはありません。
毎日される方もいれば、月命日だけという方もいます。
しばらく続けていたけれど自然としなくなった、という方もいらっしゃいます。それで薄情ということはありません。
お供えは、その仔のためであると同時に、ご家族が気持ちを整理するための時間でもあります。負担に感じるようになったら、やめてもいいものです。
反対に、続けることが支えになっているのであれば、何年続けても構いません。
命日やお盆はどうするか
「四十九日は」「お盆には」と気にされる方もいらっしゃいますが、ペットのご供養に決まった作法はありません。
何かしたいというお気持ちがあれば、いつもより少し良いおやつを供える、写真を出して名前を呼ぶ、それだけでも十分です。
お寺での供養をご希望の場合は、そうした場もあります。
つむぎ舎が加盟しているペット火葬協会では、長野の善光寺本坊大勧進での動物供養納骨プランを実施しています。
ご質問やご依頼はつむぎ舎で承っています。
何もできない時期があっても構いません
お骨の前に立つことすらつらい、という時期を過ごされる方もいらっしゃいます。
しばらく箱にしまっておいた、という話も珍しくありません。
それは向き合っていないということではなく、まだそのときではないというだけのことだと思います。
気持ちが動いたときに、また供えてあげてください。
ご相談・お問い合わせ
フリーコール 0800-080-3750(通話料無料) 電話受付 6:00〜24:00
ご供養やメモリアルグッズについてのご相談も承っています。
